Chris Laterzo

buppy2009-01-07

Chris Laterzo & Buffalo Robe 『Juniper And Pinon』

カリフォルニア州LAを拠点に活動するChris Laterzoの4thアルバム。音楽性からルックスに至るまで影響を受けて、それを隠さない潔さ。コケの一念というか何と言うか、この開き直りは、ある意味賞賛に値すると思います。やや、行き過ぎた感もあるルックス以上に、数多存在するNeil Youngフォロワーの中でも、ソングライティングのセンスが光る存在なのです。
バックを担当するBuffalo Robeは、パーマネントなバンドというより、本作の為に結成されたLAのミュージシャン軍団といった趣。鍵盤を担当するPaul Inmanは、自身のソロ作品をリリースし、自身の活動も行っている。共同プロデューサー兼ベース奏者のJeff LeGoreや、エレクトリックギターのDan Wistromの名前は、同じくLAを拠点に活動するZachariahの作品で名前を見た記憶があります(彼もLeroyやJohnny Kaplan、Bobby Joynerといった、愛すべき70年代バカの一人なのですが、まあそれは別の機会に)。
収録曲の中でカヴァー曲として、トラッドの「Home On The Range」と、Elton Johnの「Holiday Inn」が取り上げられている。弾語りで展開される前者は、彼のイメージを非常に上手く表現する1曲ではないかと。後者に関しても、女性コーラスを配し、パッと聴いてElton Johnのカヴァーという事に気付かなかい。見事にChris Laterzoの歌として調理されています。