JDG@Germany

Jon Dee Graham 『Orange Blossom Special Germany 2002-05-15』

当時のツアーバンド、Mike Hardwick･George Reiff･Rafael Gayolを擁するThe Enemies Of Progressを従えての、Glitterhouse主催のフェスでの音源。ジャケットの表記はHが余計で、何だか愛情が足りないとは思いつつ、ソコはそれ中身で勝負（笑）。3rdアルバム『Hooray For The Moon』発売後という事もあって、セットは同作収録曲が中心で構成。
ライヴ仕様で、全体的にテンポアップして演奏されているとは言え、スタジオ盤のJim KeltnerとMark Andesのリズム隊とでは発揮できなかった（いや、Mark Andesは悪くないのか:笑）、Jon Dee Grahamの本来の持ち味が全開。Rafael Gayolの前のめりに突っ込むアグレッシヴな太鼓、それに呼応するかのように暴れる2人のギター、苦み走った歌声、他には何も要らない、そんな世界です（笑）。正直、この音源を聴いてしまうと『Hooray For The Moon』は聴けなくなってしまうんで、それが悩みなんですけどね（笑）。