ボチボチ行こうか

buppy2009-02-15

The Band Of Heathens 『Offenburg 2009/02/05』

そう言えば、去年は裏物の事を書いた記憶がないような気がします…別に自粛してる訳でもなくて、ただ何となくなんでしょうけど。相変わらず色々とネタは仕入れていますが、オランダを中心にしたヨーロッパ圏でのライヴ音源が、相変わらずキテますよ…ミュージシャンのチョイスが正気の沙汰とは思えません。Malcolm HolcombeとGurf Morlixのジョイントライヴなんて、主催者の気が狂ったとしか(笑)。
さて、そんな流れで入手したThe Band Of Heathensの02/05のライヴ音源です。同時期のライヴ音源をもう一つ入手したのですが、何となくこちらの方を聴いてます(2/1の音源の方は「Sin City」や「(Is Anybody Going To) San Antone」のカヴァーをやっていたり、結構興味深いというか何を聴いてきたのかが窺い知れるというか、楽しい内容なんですけど)。ライヴ中、割と積極的にJurdiが鍵盤を使用しているのは、まあサポート抜きのバンド単独でのライヴだからでしょうか。そう言えば、サポート抜きの、現在の編成になってからのバンドの音源って、今回のツアー音源で初めて聴いたような。
1stセットは「Keep On Trying」から静かに立ち上がり、セット進行と共に徐々にパフォーマンスに熱を帯びさせる。ラストの8分程度演奏される「Don't Call On Me」で、その熱量はピークを迎えるのです。コンパクトに纏めるところと、自慢のバンドの演奏力を遺憾なく発揮する、緩急は心得たものです。
2ndセットのオープニングは、Kevin Welchの「Millionaire」のカヴァーから。フロントメンバー達のヴォーカルが交錯するアレンジになっており、結構練られた印象を受ける。噂の新作用のネタかとも考えられますが、どうなんでしょうね。セット後半の「I've Got Feeling」から「Bumblebee」の展開はEd Jurdiがかなりオイシイ。セットのラストに1st収録(Jurdiのね)の「Wilson & Otis」を引っ張って来たりして、もう気分良かったんでしょう(また、この曲でもジャムってますよ:笑)。アンコールは「Maple Tears」から、Hoyt AxtonというかThree Dog Nightの「Never Been To Spain」で締め…Ed Jurdiってばカヴァー好きだな(笑)。