Adam Klein

buppy2008-12-29

Adam Klein 『Western Tales & Trails』

David Barbeのプロデュースでデビューした、ジョージア州アセンズのSSW、Adam Kleinの2ndアルバム。ベストに推しつつ、2008年話題に挙げてませんでしたね…仕事と酒は、色々と鈍らせるものです。
参加メンバーは、ドラムにAndrew Hanmer(Michael Houserの『Sandbox』に参加してたか)、フィドルにWidespread PanicのところからDave Blackmon、ピアノとサックスでRandall Bramblettが3曲、Drive-By Truckersのスティール奏者John Neffが1曲、Phil Parlapianoもゲスト参加と、ジョージア周辺のミュージシャンから、そうでない人まで駆りだしている。
アルバム終盤に8分弱〜6分半の曲が3曲来るのですが、別に壮絶なソロパートがあったりする訳でも無いのに、普通に抵抗無く聴いていたというのが、本作をベストに挙げてしまう一因かもしれません。もちろん、そんな一つの要因だけで、自分の好きな物に選ぶ訳ではないのですがね。線の細い情けない歌声と、絶対に70年代音楽馬鹿な彼の感性は(ラストトラックにJoni Mitchellの「The Last Time I Saw Richard」を着想にした曲をもってきたりね)、何物にも替え難いんですよ。非常に感覚的な物言いなんですけど。


Adam Klein "Nomie Wise"