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Matthew Ryan vs. the Silver StateMatthew Ryan vs. the Silver State
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Amazon.comでオーダーした途端に、Miles Of MusicでGwil Owenの新作が取扱い開始というのは、何かの嫌がらせなんでしょう(笑)。まあ、その数日前にRoy Davisの新作を中心に8枚オーダーしてたので、MOMは選択肢に含まれていなかった訳なんですが、何だか悔しいじゃないですか。
さて、今回届いたブツを見て、何だ自分もまだ若者じゃないかと思った次第です。いや、誰が何と言おうと年齢相応な感じですよ(笑)。
いつの間にかPhil Lesh & Friendsの一員になっていたりする、Jackie Greeneの最新作。プロデュースはLos LobosのSteve Berlinとの共同名義。勿論、自身のツアーバンドメンバーであるJeremy Plog・Nathan Dale・Bruce Spencer辺りもクレジットはされているものの、Davey Farragher・Pete ThomasのThe Impostersのリズム隊や、スティールで参加のGreg Leisz、フィドル・マンドリンで参加のLarry Campbell(Phil Lesh & Friendsでの繋がりから参加か)、ギターソロ・アコーディオン要員として各1曲ずつ参加のDavid Hidalgoといった連中のバックアップに目が行ってしまうのは許して下さい(笑)。割とストレートに伝わってくる音だろうし、一般的には受けそうな気もしますが、自分にはちょっと眩しいな…
Matthew Ryanの通算11枚目ぐらいのアルバムはDoug Lancioをプロデューサーに迎え、新バンドThe Silver Stateのお披露目も兼ねた作品。バンドメンバーはプロデューサーも兼務するDoug Lancioを中心に、以前からRyanの作品で太鼓を担当しているSteve Latanation、Brian Bequette(Clare BursonやGarrison Starrのところで弾いていたとか何とか)といった編成。ゲストにはDoug Lancioからの人脈で、Eamon McLoughlinがフィドルで参加(今はThe Greencardsのメンバーだけど、元はオースティン界隈の売れっ子セッションマンだし)。ナッシュヴィルからもThad Cockrell・Molly Thomasといった面子がバックヴォーカルで参加。何処か焦点がぼやけてしまった前作『From A Late Night High Rise』に比べると、よりストレートなバンドサウンドへと立ち返った印象で、良い按配ではないでしょうか。