Rod Picott

buppy2007-09-20

Rod Picott 『Summerbirds』
Willy Cray Band 『EP』
Matt Hopper & The Roman Candles 『Reverse Odyssey』

ナッシュヴィルのSSW、Rod Picottのスタジオ4作目(通算5作目)。プロデュースは従来通り、PicottとDavid Henryの共同名義。以前までは、マルチプレイヤーDavid Henryが担当していたエレキギターに、本職のギタリストPat Buchananを据える事で、サウンド面に少なからず変化が感じ取れる(あるいは、ドブロ・スティールギターなどを使用していない辺りも多少関係しているかもしれない)。ジャケットの抜けるような青空のイメージそのままに、開放感溢れる冒頭の数曲では、その辺りの変化がダイレクトに現れている。それを斬り捨てるか、あるいは受け入れるかはリスナー次第だろう。しかし、私はこのオープニングの2曲から、Slaid Cleavesとの共作曲「Sinner's Prayer」へと流れていく冒頭の展開に、言葉にし難い高揚感を覚える。テキサス州ラボックのバンドThrift Store CowboysのAmanda Shires嬢がフィドル・バックヴォーカルで参加というのも、個人的には見逃せない。