JDG&SJN

buppy2007-06-24

Jon Dee Graham & Scrappy Jud Newcomb 『Acoustic Show 10/28/05』

2005年イリノイでのアコースティックライヴ音源…Jon Deeに会ったら、吊るし首にされるな(笑)。ほぼ2曲交替でジョン・ディーとスクラッピーがヴォーカルを取っていく。The Resentmentsでの来日以降、その存在は多少認知されてきたけれど、いかんせんラップスティールと歌という所にだけスポットが当たり過ぎているキライがあるのは、ちと残念。張り詰めた太い弦をベキベキと鳴らすアコースティックギターの音だけで、私はアドレナリンが垂れ流しになりそうです…自分にとってのJon Deeは、理論や理性で語れないというか(笑)。
「Lonesome Valley」の曲間で見せるソロの掛け合いは、ギタリストがMike Hardwickの時と同様の振り分け(ギタリスト→ジョン・ディー→ギタリストという2回のスイッチを含むソロ*1)。全体的に、Jon Deeの曲でサポートを入れている時のScrappyが、かなり意図的にスライドを使用している印象を受けます(Hardwickのプレイスタイルを意識しているのかもしれません)。どうしようもなく、男臭い2時間強のライヴは、ギター2本なのに、表情・色彩が豊かに流れて行く。

*1:『The Great Battle』に収録のスタジオテイクでは、ハードウィック→ジョン・ディーという、やや控え目な構成になっている