Sukiyaki Song?

Michael Fracasso 『Red Dog Blues』
Amy Lavere 『Anchors & Anvils』

ベスト盤・ライヴ盤等を含めると7枚目になるのかな、Michael Fracassoのスタジオ最新作。オフィシャル経由で購入したら、律儀にサインを入れてくれてました。ドブロ奏者（ペダルスティールから何から、色々とやってますけど）のDavid Humbergerをプロデューサーに迎えた本作は、録音こそオースティンで行われているものの、参加陣にその色は薄い。クラリネットで参加のDan Torosianが唯一Elizabeth McQueenの2ndで名前を見たかという程度で、Hamburgerを筆頭に、ハモンドのJamie Hilboldt、ベースのByron Issacs、ドラムのJJ Johnsonといったバンドの面子は、あまり記憶に無い名前。ハモンドやホーンを入れながらも、全体的に抑えた色調で展開されていくが、飽きさせない。それは、彼の書く曲のメロディであり、圧倒的な存在感を見せる声にグイグイと引き摺りこまれるからなのです。広島の某アジトの主に「上を向いて歩こう」を想起させると言わせたラストトラック「Georgia Peach」は一度聴いてみる事をオススメします（笑）。