CD Baby

buppy2007-02-24

Justin Townes Earle 『Yuma』
The Victrolas 『Drop The Needle』
Seth Anderson 『Songs From The Regal Ranch Sessions』
Mic Harrison & The High Score 『Push Me On Home』
Carey Sims 『Wheels』

Steve Earleの息子、Justin Townes EarleのデビューEP。色づけ程度にタンバリンやハープを使用した、弾語り形式での録音。ビッグネームの息子なんだから、鳴物入りでメジャーからデビューという事も可能だったに違いない。しかし、こういう形での活動の開始を選んだ、不器用だけど地に足ついたスタンスは好感持てます。Townes・Earleの2つの名前に負けない活躍・成長に期待。
ナッシュヴィルのバンド、The Victrolasのデビュー作。フロントマンのRyan Case、リードギターのEdward Puckettのデュオでの幾許かの活動の後、ベースとドラムを加え、現在の編成へと落ち着いたらしい。甘酸っぱいメロディが、パブロック的で何ともインチキ臭くて、垢抜けない感じなんだけれど、ナッシュヴィルパワーポップ人脈周辺にも通じる感じで嫌いじゃない。
ノースカロライナのSSW、Carey Simsの2nd(ソロ名義では1作目)。録音はナッシュヴィルで行われており、Dan Dugmore・Audley Freed(最近よく名前を見かけるが、安くてそこそこ良い仕事をするから重宝されてるのかな)等の名前が参加メンバーの中に見る事が出来る。やや暑苦しいSimsのヴォーカルに、Mark Stallingsによる鍵盤類による音の装飾が施され、乾いた大地を想起させるオーソドックスなルーツロックを展開している。