Roll Me Over Jordan

buppy2007-02-14

Graham Weber 『Beggar's Blues』

Slaid Cleavesのツアーでオープニングアクトに起用された事もあるオースティンのSSW、Graham Weberの2nd。最初に聴いた時は、ソロで弾き語っている時のTodd Sniderを聴いているような感触を覚えた(よくよく調べてみると、彼のオープニングアクトとして、つい最近オースティンのカクタスカフェでライヴを行っていた模様)。音の方は、シンプルな弾語り・ヴァイオリン・チェロといった弦楽器をバックにしての弾語り・あるいは比較的オーソドックスなバンド形式と、多様な演奏形態を見せていはいるものの、その中心にはWeberのアコースティックギター(あるいはピアノ)と歌声がドッカリと根を下ろしている為か、散漫さはない。
Adam Carrollをハーモニカ・Jeff Plankenhornをドブロで従えるオープニングトラック「After All」(その筋にはタマラン人選だ)、フリューゲルホーン・クラリネットを配してラグタイムミュージックな趣のM2「Love And Money」、共同プロデューサーのKirk Wheeler(彼もテキサスのSSWで、ソロ作品をリリースしている)のバイブオルガン・Weberによるウーリッツァーを使用したラストの「Jordan」等々、確かな引っかかりを感じるSSW。

http://www.myspace.com/grahamweber