Walk On

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John Hiatt

Capitol 1995-10-24
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John Hiattの1995年リリースの、おそらく通算13枚目。発売当初、中学1年生の私が、リアルタイムで購入している訳もなく、高校時代に中古CD屋で購入したように記憶している。David Immergluck・Davey Faragher・Michael Urbanoというメンバーに、Benmont Tenchがゲスト参加というのは、発売から10年以上経った現在でも、いや現在だからこそ、余計にグッと来る編成。Bonnie Raittの他、ゲーリー&マークのジェイホークスコンビの参加も目を引く(この頃は、まだオルソンが在籍していたんだよな)。購入当初、Tom Petty・Jayhawks・Counting Crows・John Hiattという点が一つの線に繋がったのが、妙に嬉しかった事を覚えている(この頃から既に、私は病気の気があったのだろう:笑)。少なくとも周囲には、こういう聴き方をしている人間はいなかった…というより、John Hiattを聴いている人自体がいなかった。ここから既に、田舎町故の孤独のロードが始まっていたのです(笑)。
余談はさておき、John Hiattの苦み走ったヴォーカル、David Immergluckの心得た仕事と相俟って、Hiattの作品の中でも好きな1枚。誰が言ったか、犬ジャケ作品にハズレ無しという言葉通り、本作も素晴らしいアメリカンロックが詰まっている。