回帰

buppy2006-07-24

Kevin Connolly 『Mystery Water』

Kevin Connnollyの通算7枚目(?)。時の流れの残酷さを感じるジャケット写真が印象的(前作までは帽子で隠していたのに)。本作の着想は、Johnny CashのAmerican Recordingsシリーズより得ているらしく、前作までとは随分と感触の違う作品になっている。余分な肉を削ぎ落とした編成での演奏は、そういった匂いを感じさせるし、歌を聴かせるという意志も、聴いていて透けて見えてくる。ラストにLucindaの「Blue」のカヴァーを持ってきて、弾語りをやっているのですが、この作品のスタンスが集約されているような気がします。