Reverend Tor

Reverend Tor 『Jamazon』

Reverend Tor BandのフロントマンTor Krautterのソロ作品？SSW的なものを求めると、1曲目の12分強の長尺な曲に面食らうんだろうな、きっと…私は面食らいました（笑）。俗に言うところの、クラシックロックのエッセンスを多分に含みつつ、カントリー・ブルーグラス・ジャズのエッセンスを混ぜ込んだゴッタ煮な音。Band時に比べると、ジャム的な展開もありつつ、グッと歌に比重を置いた姿勢で、バンドよりこちらの音の方が個人的には好み。New Riders Of The Purple SageのBuddy Cage、Grateful DeadのTom Constantenが参加という事で、その手の人脈が好きな人なら、おそらく好きな音になっているのでは。
Gordon Stoneのバンジョーの音色が印象的なM3「Jamazon」、ラスト4曲でみせる畳み掛けは、Tor Krautterのヴォーカルとしての地力を堪能出来る。
ジャケットのセンスは最低ですけども、中身は良いと思うんですけど（笑）。