謎の双子

buppy2006-02-06

Jenny Lewis with The Watson Twins 『Rabbit Fur Coat』

ジェニー・ルイスの容姿そのままにキュートな魅力のヴォーカルは変わらず、バンド時よりも深くジックリと聴かせる。曰く「ホワイト・ソウル」との事であるが、あまりソウルという印象を受けないのは、バックを固める演奏陣の性格によるものか、彼女のソングライティングによるところか。ライロ・カイレーの事を、ジョージ・ハリスンやニルソンをコステロが引き合いに出して賞賛いたが、果たしてその言葉への返答かトラヴェリング・ウィルベリーズの「Handle With Care」を取り上げている。が、どうも作品中では異質な感じがするのは、私だけか。このアルバムの流れでいくと、ニルソンの曲を取り上げた方がシックリきたかもしれない…。
ブライト・アイズことコナー・オバーストがゲスト参加しているようだが(詳細なクレジットがないのでよく分からないが、「Handle With Care」での男性ヴォーカルがそれなのか?)、その辺りは日本では黙殺されている感じがする…というか、この作品があまり紹介されてないしなぁ。
ところで、ワトソン・ツインズって何者?