孤独に生きる

The Law and the LonesomeThe Law and the Lonesome
Jonathan Byrd

Waterbug 2008-07-22
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急に冷え込んできて、来月早々から行く山奥出張ライフの気温を心配する今日この頃。きっと、初雪を10月に見る事になるんだよ。という訳で、まあ仕事の関係で来月からしばらく更新は休む事になるかと思います。復帰時期は正直未定でして、まあ年内復帰できたらいいなぁ…という希望は持ちながら、どうなんだろうと。Ray LaMontagne、Ryan Adams、Lucinda Williams、Olson & Louris…その他諸々の新譜もしばらくはお預けなんだなぁ、これが。
ノースキャロライナを拠点に活動するSSW、Jonathan Byrdの5作目になるスタジオ作品。ここ2作はジョージアのDromedary Quartetをバックに従えて、バンド形態での作品が続いていた訳だが、作品としては悪くは無いが、Byrdの本質を捉えるという意味では、やや食い足りなさの残る印象であった。しかし、Diana JonesとのデュオByrdJonesでの活動で、思うところがあったのだろうか(本作には、そのものズバリな「Diana Jones」という曲も収録されているぐらいですから)、バンドサウンドを捨て、プロデューサーのChris Bartosが5弦ヴァイオリン・エレクトリックギター・コントラバス・マンドリン等を用いた最小限のバックアップに、自身のアコースティックギターの弾語りという、極めてシンプルなスタイルへと立ち返っている。
ノースキャロライナのSSWと言いつつも、彼の音楽には、カナダ人SSW的な冷たい空気感と(そう言えば、本作の録音はカナダのトロントで行われている)、Townes Van Zandt的なテキサスフォークSSW達の香りが漂う。収録曲の大半を3分前後の曲が占め、30分強というコンパクトな収録時間も良いですね。