来たよ、今年のイチオシ

buppy2008-09-01

Warren Hood 『S.T.』
Tom Freund 『Collapsible Plans』
Lewi Longmire Band 『Fire 'Neath The Still』
Chris Pureka 『Dryland』
Hearts Of Oak 『S.T.』

正に、一部の人間にとっては待望と言える、Warren Hoodのソロデビュー作。演奏の場を貪欲に求め続け(多分、金にならない仕事も含めて、かなりの量をこなしているだろう)、The Waybacksへの加入を経て、自身の活動の総仕上げとして満を持してというところだろうか。共同プロデューサーにMarvin Dykhuisを迎えてというのは、事情を知っている人は、思わずほくそ笑んでしまうのでは(まあ、Uncle Walt's Band以降のメンバーの動向に興味が無い人には、何の意味もないのですが:笑)。
レコーディングが行われているのはBruce RobisonのスタジオPremium Recording Service、ブックレットの写真から察するにオーバーダブはDykhuis宅で行われているようです。演奏は、フィドルマンドリンのWarren HoodリズムギターにAndrew Nafziger、ベースにNate Rowe、ドラムにDamian Llanesという編成のバンドを中心に、Dykhuisを始め、Chip Dolan・Mike Keller・Marcia Ball・Cindy Cashdoller・Casper Rawls・Kim Deschampsといったミュージシャン達がゲスト参加し、華を添える。
Colin Gilmoreとの共作曲「World Revolves」など自作曲も良いんですが、Walter Hyattの「Going To New Orleans」(Champ Hoodのソロ作品のオープニングトラックでもある)、親父Champの「Every Road That I Pass」といった曲が収録されていると、どうしてもそちらに耳が行ってしまうのは許して下さい(笑)。