Jon Dee Graham @ Parker House Roll, Kyoto

buppy2008-04-10

定時上がりのつもりで作業工程を組んでいたら、トラブル続きで2時間ほど残業…あぁ、間に合わないかと思いつつ、京都へ向かう。折からの雨で、駅までの道程には不安と焦燥ばかり。
会場に到着したのが、21時前ぐらいだったか。階段を降りると、微かにギターの音が聴こえる。「When A Woman Cries」が始まるかというところ。会場に入って着席してから、それまで張り詰めていた糸がプツリと音を立てて切れた…あとは音楽に身を任せるのみなのです。正味、アンコールを含めて6〜7曲を聴いたのみなんだけど、行けて良かったって感情に嘘は無い。それこそ、フルセット聴いて、つまらないとか言ってしまう人は、私みたいな境遇の人間がいる事を頭の片隅に置いておいてほしい…本当に、舟漕いでたとか文章で見ても、ちょっと頭に来るから(笑)。
緩急や強弱の強烈なコントラスト、不安定な挙動、感情とシンクロするような振幅の広さ…時にピーキーと例えられる一点突破型の偏りを感じるプレイこそ、自分の心を捉えて離さない、JDGの中毒性を持ったギターなのです。やたらと話題に挙がっているラップスティールより、こちらの方が余程危険だと思うけどなぁ。まあ、JDGキ○ガイとか言われてしまう人間ですから、貶しようが無いっていう最大の前提条件があるのですが(笑)。
とりあえず、キングシーザー*1…それが僕等の合言葉だ。そして、佃煮を有難うございました。ってJDG関係ないな(笑)。

*1:1st『Escape From Monster Island』の裏ジャケット参照。その当時、息子が一番好きだった怪獣とか何とか。あぁ、何でキングシーザーが写っているのか、長い事気になっていたんで、ちょっとスッキリ。ゴジラも良いけど、ガメラも良いぜみたいな感じで、秋葉原で人間大のガメラと一緒に写真を撮ったのを、嬉々として語っていたJDGでした