色々

buppy2008-02-23

Patrick Bloom 『Moses』
Foscoe Jones & The Distractions 『A Song Like This...』
Ethan Bessey 『Old Dogs, Something New』
Emily Kurn 『Tihngs Change』
Mark Huff 『Gravity』
Jon Itkin 『Big Gold Guitar In The Sky』
Tom VandenAvond 『A Broken Home Companion』
The Whipsaws 『60 Watt Avenue』
Graham Weber 『The Door To The Morning』
Melvern Taylor 『Fabuloso』
Amy Loftus 『Fireworks
Michael Dean Damron & The Loyal Bastards 『Bad Days Ahead』
Yarn 『S.T.』
Various Artists 『More Barn: A Tribute To Neil Young

これが俗に言うパンク状態ってやつですよ…聴く側のキャパシティオーバーも良いところで(笑)。来月の仕事は近場で良かったと心から思うのです。
数年前にTrailerからPatrick Brickel名義でアルバムをリリースしていたアイオワの男性SSWが、名前をPatrick Bloomへ変更してリリースした最新作(もとはこちらの名前で活動していたみたいだけど)。一分に満たないアコースティックギターによる弾語りから幕を開け、続くM2「Million Miles Away」では、Bo RamseyのギターとNate Basingerのオルガンと来た(Basingerは前作にも参加していたが、ここでBoのオヤッさん起用ですよ。恐るべしアイオワネットワーク)。Ramseyのギターは1曲のみで、他にエレクトリックギターを担当するのはEric Straumanis(Trailerから作品をリリースしていたみたいだが、そちらは未聴)。Traler Recordsの親玉David Zolloも3曲にピアノで参加。前作はそこまで印象に残ってないのですが、これは良いですよ。
現在はテキサスのサンマルコスで牧師をやっているらしいFoscoe Jones。本作はJeff Plankenhorn・Eldridge Goinsを共同プロデューサーに据えての録音。全編でPlankがギターはもとより、ドブロ・マンドリン・ペダルスティール等の各種弦楽器を演奏する訳ですが、無性に格好いいのです。凄い感覚的な物言いですが、こうとしか言えない(笑)。
ニューハンプシャーから、最近テキサス州オースティンへ移ってきたらしいEhtan Besseyの2002年リリースの2nd。ニューハンプシャーでピンと来た予想通り、Ed Jurdiの知り合いのようです(Jurdiが2曲でバックヴォーカルとして参加)。Wilco meets John Prineとか、分かるような分からないような例えがされていますが(笑)、極めてオーソドックスなルーツロック的スタンスで、次で化ける可能性も充分に感じ取れる。
アラスカ・オレゴンをベースに活動する女性SSW、Emily Kurnの3作目。共同プロデューサーにMark Thayer(Mark Erelli・Jeffrey Foucault・Eilen Jewell等の作品でミックス・エンジニア担当として名前を確認出来る)を迎え、エレクトリックギター・マンドリン・スティールにDuke Levine、ドラムにLorne Entress、ベースにRichard Gatesという編成で、東海岸の有名セッションマンが雁首を揃える(笑)。端正で瑞々しい表情のフォークロックとも言うべき仕上がりで、彼女の作品の中ではベストかな(1stは聴いた事ないけど)。
ナッシュヴィルのSSW、Mark Huffのおそらくデビュー作。プロデューサーはAdam Landry(Allison Moorerの『Duel』でギターを担当していた人)、録音はBucky BaxterのスタジオThree Treesで行われている。コアメンバーは、ギターにAdam Landry、ベース・鍵盤にDan Baird(1曲のみエレクトリックギターを演奏)、ドラムにRyan AdamsのところのBrad Pembertonという編成。プロデューサーのLandryからの繋がりか、1曲でAllison Moorerがバックヴォーカルで参加。
ポートランドオレゴンをベースに活動する24歳の男性SSW、Jon Itkinの2nd。プロデュースはItkinに加え、鍵盤奏者のRich Landar(Richmond Fontaineの作品等に参加)、Eelsの(というか、現Lucinda Williams Bandのサイドギター兼鍵盤奏者という認識。そもそもEelsを聴いた事がないというのもあるが:笑)Jeff "Chet" Lysterが担当。年齢以上に熟成された歌声とギターを軸に、プロデューサー陣の鍵盤・リズムギター、Paul Brainardのスティールなど出過ぎないバックアップの中で進行。