The Resentments @ Parker House Roll in Kyoto


座ったポジションがStephen Bruton手前1mぐらいのかぶりつき席。1stセットの一巡目は「Daydrinking」、「State Of Distraction」、「Coming Down」だったか…この時点で、既に正気でないので自信ないんですけど(笑)。変則プレイヤーで、バンドに妙なウネリを運ぶJon Dee Grahamを欠いた事で、技巧派のStephen Bruton・Jud Newcombの両名のギターが中心になって、タイトな演奏を聴かせてくれた。そして何より、昨年は隠し味的に放り込まれていた、Stephen Brutonのアホなテクニックが全開で(スライド弾きながら、クロスハンドでみたいな:笑)、見ている時はJDGの存在は頭から消えてました、私。1stセットで飛び出したScrappyのJohn Prineの「Great Rain」カヴァー(だったと思う)、Bruce HughesがJohnny Hickmanの曲をやっていたとかいう話も聞いたけど、曲名までは分からず。その他にも、出来上がったばかりなのだろう、コードと歌詞を書いた紙を足元に置いてStephen Brutonが新曲を演奏。ここ数年のStephen Brutonの作品に駄作はないが、当日演奏した曲も、やはり。「Sole Satisfaction」では、途中Scrappyを肘で小突いて「お前がソロ行けよ」と合図を出すも、「いや、ココはあんただろう」と小突き返されるみたいなやり取りも展開されつつ(笑)、病み上がりとは思わせない、張りのある歌声に艶のあるギターを。この人が、数ヶ月前まで病魔に侵されていたなんて、誰が信じる。
1stセット終了後に、「Yo Yo」「Against My Will」「This Old World」の3曲が好きでみたいな事をBrutonに口走ったけど…2ndセットでは、完全にコチラの想定外の事態が。2ndセットのオープニングがいきなり「Yo Yo」。もう、この辺りから舞い上がり具合が頂点に来て、セットの記憶が無くなってます(笑)。その後、「Against My Will」に「This Old World」とリクエストした曲をことごとく演奏。Bruton屈指のバラッド「Against My Will」の「You got the power over me」のフレーズを、フロントメンバーがハーモニーを聴かせた瞬間、涙腺が緩みかける。本当に何でこんなにリクエストに応えてくれるんだよStephen