泥沼

Sirens of the DitchSirens of the Ditch
Jason Isbell

New West 2007-07-10
売り上げランキング : 188115

Noble CreaturesNoble Creatures
The Gourds

Yep Roc 2007-07-10
売り上げランキング : 27326

Brothers of a FeatherBrotehrs Of A Feather:Live At The Roxy
Chris & Rich Robinson

Eagle Records 2007-07-10
売り上げランキング : 1296

元Drive-By Truckersの3頭の一角だった、Jason Isbellのソロデビュー作。バックには、Drive-By Truckersの面々(Patterson Hoodに至っては7曲をIsbellと連名でプロデュースもしている)が参加している辺りに、仲違いではなく、前向きな離脱であった事が伺える。アルバムの立ち上がりこそDBT時代の臭いを感じさせる歪んだギターやエッジの立った音が展開されるが(M3「Try」なんて正にその最たる物で…好きなんだけど)、M4「Chicago Promenade」から徐々にIsbellの書くメロディを際立たせるアレンジへとシフトしていく。この辺りの展開に、彼がソロキャリアをスタートさせた理由を十二分に感じ取れる。ピアノを軸にしたM7「Hurricanes And Hand Grenades」辺りは、確かにバンド時代には出来ないですわ。
オースティンの変てこバンドThe Gourdsの新作。Eleven ThirtyからYep Rocへとレーベルを移籍し(経営母体は同じなんだけれど)、前作から1年という短いスパンでのリリース。ホーンセクションを投入したオープニングトラックから、自然と体が揺れる。妙に溌剌としたポップさと、変なルーツ感覚の混ざり具合が何ともタマラン…斬新な事をやっていなくても、こと音楽に関しては、進化もあれば深化というスタンスもあるという事を体言しているバンドではないかと。M13「Flavor On The Tongue」では、LAからオースティンへと居を移したRamsay Midwoodがギターで参加。CDトレイ下の写真に、このバンドの全てが集約されているような気がします。
Chris&Richの兄弟に、女性コーラス2名を加えた編成でのライヴ盤。買ってから気付いたのですが、DVDとのコンボパッケージで9月にリリースされるようです…商魂逞しいな烏兄弟(笑)。愛しのKate Hudsonと離婚した今、素直にChris Robinsonを応援出来る自分がいる(笑)。