フライングゲット
Diamonds to Dust Gurf Morlix Blue Corn 2007-04-10 売り上げランキング : 40790 |
Cassadaga Bright Eyes Saddle Creek 2007-04-10 売り上げランキング : 6128 |
Viridian The Greencards Dualtone 2007-03-06 売り上げランキング : 64711 |
Reconstruction Scott Miller & the Commonwealth Sugar Hill 2007-04-10 売り上げランキング : 217736 |
The Trailer Tapes Chris Knight Emergent / 92e 2007-04-03 売り上げランキング : 59427 |
Good and Reckless and True The Alternate Routes Vanguard 2007-03-13 売り上げランキング : |
If the Ocean Gets Rough Willy Mason Virgin 2007-03-20 売り上げランキング : 147716 |
Because of the Times Kings of Leon RCA 2007-04-03 売り上げランキング : 719 |
The Story Brandi Carlile Sony 2007-04-03 売り上げランキング : 39692 |
Leaving the Nest Benjy Ferree Domino 2006-11-07 売り上げランキング : 145263 おすすめ平均 |
今年の大本命盤Gurf Morlixの4thアルバムが到着しました(本当は5日ぐらいに到着予定だったのに…)。録音はガーフの自宅スタジオRoot Ballで行われており、演奏は例の如くドラムにRick Richardsを配し、ハーモニーヴォーカルとしてPatty Griffin、ハープとしてRay Bonneville、その他のインストから裏方作業の一切合財をガーフが担当という塩梅。オープニングトラックは、Troy Campbellの『Long In The Sun』にも収録されていたガーフとトロイの共作曲「Killin' Time In Texas」、そして続いて奥方Brende Fullerとの共作曲「Madalyn's Bones」からドロドロズブズブと底なし沼に引きずり込まれるような感触。一息ついて、Warren Zevon・Chris Slemmerに捧げられた「Blanket」、肉を削ぎ落とした音の中で、ガーフとパティのヴォーカルが沁みる。パティを向こうに回して、存在感のある歌声で魅せます…今のガーフがサイドマンで無い事を如実に感じるのです。忘れてはいけない、Buddy MillerがGurf Morlixの演奏を聴いて『Universal United House Of Prayer』で取り上げたとかいう噂もあるディランの「With God On Our Side」のカヴァー、シンプルながら琴線に触れるどころか鷲掴みですとも。「Blanket」や「Need You Now」のようなアコースティックな泣きの曲と、Gurf Morlixの独特のトワンギンなギターの唸る曲のバランスが絶妙で、作品トータルの構成としても文句無。全編通して捨て曲無しで、これぞSSWとしてのGurf Morlixの真骨頂。アートワーク類は相変わらずイッてますけど…今回のテーマは骨(笑)。