素顔

buppy2006-10-28

Jeff Dernlan 『Broadmoor』

フィラデルフィアのSSW、Jeff Dernlanの、おそらくソロ2作目。この名前を聞いてピンと来る人は病気です、お友達になってください(笑)。さてこの人、Rod Picottのデビュー作『Tiger Tom Dixon's Blues』において、「Not That Strong」の共作者としてクレジットのあった人物。私も買ってから気付いたクチです。以前はナッシュヴィルにいたとかで、その頃にPicottとの間に交流が生まれたのでしょう。演奏面でのゲスト参加はないが、レコーディングエンジニアとしてPicottが参加。プロデュースは、DernlanとSteve Byam(Warren Brothersの作品などにも参加しているStephen E. Byamと同一人物か)の手で行われている。チラチラとナッシュヴィル界隈のセッションミュージシャンの名前をクレジットに見かけるので、おそらく録音はナッシュヴィルだろうと推測されます。
前半のパワーポップ風味の化粧を施した楽曲は、Todd Snider周辺の人脈にも通じる感触ですが、作品が進むに連れて、どんどん化粧が落ちてきて彼の根っ子が剥きだしになっていく過程が面白い。