CD Baby

buppy2006-08-09

The Amity Front 『Highway Bound』
Bo Ramsey 『Stranger Blues』
The Cashdiners 『Everybody Beautiful Country Sexy』
Gary Jules 『S.T.』
John Magnie 『Now Appearing』
Jeff Dernlan 『Broadmoor』
Lynn Jackson 『Night Songs』
Lynn Jackson 『Sweet Relief』
Lynn Hanson 『Things I Miss』
Rex Moroux & The Johns 『105 & A Lullaby』
Rex Moroux 『Royal Street Inn』
Seth Walker 『S.T.』
Stayton Bonner 『Border Radio』
Stayton Bonner 『Think I'm Gonna Move To Australia』

さる方の紹介で存在を知ったバンド、The Amity Frontのデビュー作。おそらく全員20代なんでしょうけど、センスが光る1枚です。このバンドが良いと思えない人とはお友達になれません、多分(笑)。日本人でこの年代でこの音っていうのは無いだろうな…J-POPがそれを許さない(笑)。
Bo Ramseyの新作はブルーズカヴァー集。Greg&PietaのBrown親子に、息子のBenson、長い付き合いになるDavid Zolloなどが参加。
カリフォルニアのデュオ(?)The Cashdinersの作品。Ken Coomerの参加作品を探している時にバッタリ遭遇。よくよく参加メンバーを確認してみるとAudley Freedの名前も。WilcoBlack Crowesの共演が行われているんですよ、それも地味な元メンバーで(笑)。よく見ると日本人のギタリストも参加されておられるようで…鹿野洋平さん。
Gary JulesがUniversalから契約を切られたという話を先日聞きまして…「Mad World」が当たっても駄目なんですね、厳しいなぁ。まあ、色々あってCD Babyのみでの販売ながら新作がリリースされて、一安心。作品としては地味ですが、Universalはかなり勿体無いことをしたと思います。日本もJack Johnsonと、その粗製乱造コピーSSWを売る事に心血を注ぐ前に、彼のようなSSWにスポットを当ててやる必要があるのではないでしょうかね。
Subdudesの2番手ヴォーカリスト、John Magnieの1984年リリースのソロ作品。CD-Rでのリリースですが、音が聴ければ許そう。ピアノが転がる作品で、バンドでやっている時よりもニューオリンズ臭い雰囲気も。ピアノ弾語りのSSWが好きな人はたまらんでしょう。最近流行のピアノ弾きSSW達よりも、よっぽどBilly Joelっぽい感触も…そんな風に思ってしまうのは私だけでしょうかね(笑)。
Jeff Dernlan、Rod Picottの1st『Tiger Tom Dixon's Blues』の「Not That Strong」で共作者としてクレジットされていた男です。音が何だかPicottっぽいと思ったら、レコーディングとエンジニアリングをPicottがやっていました(笑)。
カナダはオンタリオの女性SSW、Lynn Jacksonの1stと2nd。2nd『Sweet Relief』の方は、Fred EaglesmithのところのDan Walshが参加し、その人脈からかWillie P. Bennettがハーモニカとマンドリンで参加。バックメンバーがメンバーだけに、抑制の効いたフォークロック作品に仕上がっている。
こちらはカナダのオタワの方のSSW、Lynne Hansonのデビュー作。ヴォーカルに可憐さも漂わせるLynn Jacksonに対して、こちらは結構太くてソウルフルな感触。音の雰囲気や声の感じはGillian Welchに似ているかもしれない。
Rex Morouxの2作。1st『105 & A Lullaby』では、「Great Pretender」のパロディ曲「Greatest Mistake」なんて曲も収録されていて、遊び心をチラと覗かせる。