リプレイスメンツ

Don't You Know Who I Think I Was?: The Best of the Replacements The Replacements Rhino/Warner 2006-06-13 売り上げランキング : 15749

The Replacementsの最新ベスト盤…発売日よりやけに早く届きました。日本最速（笑）Rhinoの最新リマスターでという話ですが、一応は一度リイシューされた『Let It Be』までの音源には、さしあたって目新しさはないものの、今回初のリマスターとなる『Tim』以降の音源が聴けるという点、Paul Westerberg・Tommy Stinson・Chris Marsが集結しレコーディングを行った新曲2曲を収録は大きいアドバンテージ。
もちろん、新曲2曲を収めた上で、アルバム７枚+EP1枚から選曲されている為、少々ファンには物足りない部分もあるにはあるのですけど。とは言え、Sire時代の音源を中心に選曲が行われているのは、さすがにRhinoだ、ファンの心理が分かっている。意識的なのかどうかは知らないが、『Don't Tell A Soul』や『All Shook Down』からの選曲比率は低め（リプレイスメンツのベストという視点なら、ある意味正しい選択かもしれない）。
「Merry Go Round」から新録の「Message To The Boys」へ移っても全く以って違和感がないのは、ウェスターバーグ兄貴の一貫した姿勢が見て取れる（今回に関しては、リプレイスメンツを意識したソングライティングを、意図的に行っている気もするけど）。
「Alex Chilton」をリマスター音源で聴けるってだけで、個人的には買いの1枚。