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buppy2006-04-24

Casey Black 『Vacations』

親父さんがCharlie Blackという、ナッシュヴィルのホール・オブ・フェイムにもその名を残すソングライター、けれど決して親の七光りだけではないという事は、彼の音楽を一度でも耳にすれば理解できるだろう。素朴ながら粒揃いのメロディと、アコースティックな響きを主体にした落ち着いたルーツ音楽。引き合いに出されているのが、Matthew RyanやPatty Griffinで、確かに大別すれば、彼らに近しい方向性の音楽をプレイしていると思う。このまま10年経過した時の、彼の熟成させた音楽を聴きたいと思わせてくれる、そんなデビュー作。