裸足・ハンモック・木漏れ日

buppy2006-04-11

Gary Jules 『Greetings From The Side』

「Mad World」のカヴァーが全英1位に輝いたとか何とかで、俄かに注目を集めたSSW、Gary Julesがそれ以前の1998年にリリースした1st。
この後リリースされる作品へ再録される事になる曲も数曲収録されており、こちらのオリジナルヴァージョンもどうして捨て難い。アコースティックな響きを主体に、気負わず何気ないけれど、心の琴線にそっと触れるメロディは、心地よい木漏れ日と風を孕みながら胸を駆け抜けて行く。M8「Heroes & Heroin」は、個人的に涙腺に来てしまうんですよね。
今の日本の洋楽事情を鑑みるとウケが良さそうな気もするんですが、実際のところはどうなんでしょう(この辺りの感覚は、ズレているのでよく分からない)。プロデューサーのMichael AndrewsはTristan PrettymanJason Mrazの作品などでもミュージシャンとして参加しているので、名前を知っている人も多いのではないでしょうか。その周辺のミュージシャンに繋がる音楽性は、確かに持っていると思うんだけどなぁ。