ガレージでルーツロック

buppy2006-01-16

Stillhouse 『Through The Winter』

チャタム・カウンティー・ラインのデイヴ・ウィルソンとグレッグ・リードリングを中心に、ジェイ・ブラウン、ゼック・ハッチンス、ジョニー・イリオンを加えたグループ。見る人が見ればスーパーグループだし、一般的な感覚で行けばマイナーミュージシャンとセッションミュージシャンの寄り合い所帯みたいなものかもしれない。
チャタム・カウンティー・ライン時よりも遥かにラフでプアー(いい意味でね)な感じで迫るガレージロック的な曲もあれば、ある程度予想通りのカントリーロック寄りの曲もある。色々と細かい注文もあるだろうが、こういうミュージシャンの衝動を上手く開放した作品って、やはり聴いていて楽しくなるから好きだな。
このグループのメンバーの繋がりを考えてみたが、ティフト・メリットぐらいしか糸を繋ぐ人物が思い浮かばないのは、私の偏りのせいなのだろうか。いや、きっとこいつらは、レコーディングセッションで面を付き合わせるうちに、盛り上がって、こういう形で衝動を開放したんだろう。