What You Got There, Man.

buppy2005-07-16

Rex Foster 『Buffalo Zen』
ピーター・ローワン・プロデュースの2001年作品。スティーヴ・アールがライナーノーツを書いています。で、そのライナー中で触れられている、昔フランスで録音してリリースしたLPの存在。確かに存在自体は知っているし、ジャケットも見た事はあるんだけれども、未だに聴いた事はない。いわゆる財政的な事情も手伝って、中々のお値段を誇る物だけに、手は出せずじまいという感じです。本人がRでもいいから、再発してくれるのが一番良いんだけどねぇ。
まあ、そんな恨み言はさておき、この作品。カントリー、フォークといったルーツ音楽が溶け合い、土の香りをふんだんに含んだ最高の1枚。有機栽培の良質野菜みたいな音楽だ。新しい才能と共に、こういった時代に媚びずに深みを増すベテランが現役だから、今の音楽シーン(ローカルやインディーズ中心とは言え)は、興奮と期待を運んでくれるんだな、きっと。最近、リリースされたトリオセッションアルバムも、良かったです。