buppy2009-09-15

Chip Robinson 『Mylow』

The BackslidersのフロントマンChip Robinsonのソロアルバムが密かにリリースされていました。
プロデュースはEric Ambellが担当。Terry Andersonのところの鍵盤奏者Greg Riceや、ベースにJeremy Chatzky(近年のSpringsteenやSteve Earleの作品に参加)といった連中が参加。
重たいオープニングトラックの「Preface」には、一瞬買うCD間違ったのかなと不安になりますが、2曲目からは粘っこい曇ったRobinsonの歌声が前に出てきて、ホッと一安心(笑)。しかし、Kasey Andersonの『The Reckoning』の時もそうだったけど、どうもコノ手の導入部がイマイチ好きになれないんだよな。
作品全体としては、Robinsonの歌をジックリと聴かせる傾向だが、M3「Bee Sting」やM5「Mylow」のような疾走感のあるトラックも収録されていて、バランスは良い印象です。
ジャケット内には手書きで、「Domo, Arigato!!!!」のメッセージと共にサインを入れてくれていました。その下に、手書きのナンバリングでは6/200の記載もあって、誰もリリースされた事に気付いてないのかなぁと、少し寂しくなったり。プレスではなくCD-Rなのが、チト物悲しいですが、非常に高品質な作品だと思います。