Adam Carroll

buppy2008-06-12

Adam Carroll 『Old Town Rock And Roll』
Claire Holley 『Hush』
ByrdJones 『Radio Soul』

さて、今週は頑張って働こう…土曜なんて関係ないさ、金曜なんて関係ないさ。何だろう、もうどうしようもない。何で、自分が行きもしない現場の要領書を作り続けてるんだろう(笑)。
Adam Carrollの4枚目のスタジオ作品(ライヴ盤を含めれば5作か)。プロデュースは、彼の作品を長らくプロデュースし続けたLloyd Mainesに代わり、カナダ人SSWのScott Nolanが担当する(昨年Gurf Morlixプロデュースの元アルバムをリリース。今年リリースのHayes Carllのアルバムにも彼の楽曲が取り上げられていました)。レコーディングが行われたのはRivertone Studiosとなっているが、Carrollの友人でもあり、自身もミュージシャンとして活動するMark Jungersの所有するガレージのようです(レコーディングとマスタリングもJungersが行っている)。Adam Carroll・Scott Nolan・Joanna Miller(Nolanの相方のパーカッション担当の女性)・Mark Jungers・Adrian Schoolar(Mark Jungersのバンドのリードギタリスト。本作ではドブロを担当)らがテーブルを囲み、気負いのないリラックスした雰囲気の中で録音された空気が(決して緩い雰囲気というのではなく)、そのまま作品として結実した、彼のSSWとしての魅力を改めて実感する、非常に良い作品ではないでしょうか(まあ、彼のソングライターとしての評価の高さは、同じオースティンのミュージシャン達がカバーとして取り上げている事からも、十分に窺い知れるのだが)。30分強という、その収録時間の潔い設定もあって、思わず繰り返し聴いてしまうのです。収録曲は、Gordy QuistやScott NolanやJud Newcombといった連中との共作曲を交えつつ、Carrollのオリジナルで構成される。ボーナストラックとして、オープニングトラックでもあるScrappy Jud Newcombとの共作曲「Black Flag Blues」の、端正なスタジオ録音版とは趣の異なる、酩酊感溢れるライヴVer.が収録されている。