buppy2007-10-10

The Hickman-Dalton Gang 『Vol.1』
Dan Israel 『Turning』
Patricia Vonne 『Firebird
David Newbould 『Everyone's Got Their Own 10』
Dafni 『Charlies Lonely Sunday』
Sean Hayes 『Flowering Spade』
Ben Vaughn 『Vaughn Sings Vaughn Vol.1』
Ben Vaughn 『Vaughn Sings Vaughn Vol.2』

コロラド州デンバーのバンドRailbendersのフロントマンJim Daltonと、CrackerのJohnny HickmanによるユニットThe Hickman Dalton Gangの6曲入EP。演奏は基本的にHickmanとDaltonのみで行われ、一部Jeremy Lawtonがドブロ・アコーディオン・トランペットを加える。抑制を効かせてシンプルな形で演奏されるRailbendersの「Whiskey Rain」を初め、国境付近の怪しげな空気を充満させたHickmanとDaltonの共作曲「Mexican Jail」等々を、それこそ必要最小限の音で構成していく…まあ地味と言えば地味なのですが(笑)。Daltonの甘い歌声と、Hickmanのやや擦れた歌声の対比も良い塩梅なのです。本作は、Jim Daltonの叔父だった、デンバーフォークシーンの重鎮Terry Daltonへ捧げられているそうな(本作において「Justin O. Picker」という曲を取り上げている)。尚、EPのみならず、フルアルバムとなるVol.2の製作に既に入っているようです。