Johnny Irion

Ex TemporeEx Tempore
Johnny Irion

Rte 8 2007-08-07
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Johnny Irionの2nd。New WestからリリースしたSarah Lee Guthrieとの夫婦デュオ作品では、奥さんのサポートに回ってあまり聴く事の出来なかった(Stillhouseでもさほど歌ってなかったし)、ニール・ヤング直系のフニャ声(トッポジージョ声という話も:笑)が存分に堪能出来る。プロデュースは前作と変わらずRyan Pickettが担当。演奏は、Irion・Pickettを中心に、Jay Brown・Zeke HutchinsのTift Merrittバンドのリズム隊、Chatham County LineのマルチプレイヤーGreg Readlingというノースキャロライナ勢を中心としたメンバー編成。もちろん、奥方Sarah Leeも数曲ハーモニーヴォーカルを聴かせてくれる。
4歳の愛娘Oliviaをイメージした「Brush Yer Teeth Blues #56」を筆頭に、ニール・ヤングのソフトなサイドを更にキャンディコーティングしたかのような彼の音楽は、どこぞのレビューでは、ニール・ヤングの未発表アルバム的という書き方もされていたが、もちろん彼のファンにも勧められるだろう。しかし、穏やかな父親の姿を切り取った、この上質の作品集を手に取る価値は、それだけで終わる物ではない。

http://www.myspace.com/johnnyirion