Tourmaline

buppy2007-06-13

Kevin Carroll 『Tourmaline』

Kevin Carrollの2ndアルバム。1997年の『Redemption Day』以来という事なので、10年ぶりのソロ作品。Charlie Robisonのバンドのギタリストとしての活動があったとはいえ、リアルタイムで彼の音楽に触れた人には待望の1枚ではないでしょうか。例によって、この界隈のミュージシャン連中のご他聞にもれず、一口に彼の音楽を形容する事は難しいですが、向こうではGeorge Harrison・Paul Westerberg・Tom Pettyといったソングライターが引き合いに出されているようです。
前作では相棒にJud Newcombを起用していましたが、本作では永遠のパワーポップ親父Ron Flyntがガッチリとバックを固めています。曲によってはIan McLaganがハモンドで参加。彼の参加するM9「Make It Feel Good」、演奏や歌詞の中に散りばめられたメンフィスソウルへのオマージュに思わず頬が緩む。ホーンセクションがシンセなのは、おそらく予算的な都合でしょうかね(笑)。まあ、その辺りは些末な事に過ぎず、耳を惹きつけられます。8月来日予定のBruce HughesもM3「Box Of Wine」でバックヴォーカルで参加。

http://www.myspace.com/kevincarroll