英国のスラング

Death Songs for the LivingDeath Songs for the Living
Gob Iron

Transmit Sound 2006-10-31
売り上げランキング : 42340

SongbirdSongbird
Willie Nelson

Lost Highway 2006-10-31
売り上げランキング : 39281

Car Wheels on a Gravel RoadCar Wheels on a Gravel Road
Lucinda Williams

Mercury 2006-10-24
売り上げランキング : 59861

Jay FarrarとAnders ParkerのユニットGob Ironのスタジオ作。ファーラーが、誰かと一つの作品をシェアする事自体、Jeff Tweedyと別れて以降は行ってないはずなんで、本当にUncle Tupelo以来になるんじゃないだろうか。それだけ、ファーラーがパーカーの事を買っているという事なんでしょうかね。彼のソロデビュー作にも顔を出していたし。収録曲は、ファーラーの2曲のオリジナル(1曲は完全なオリジナルでは無いようですが)と9篇のインストを除き、トラッドを取り上げている。SSWサイドのファーラーの魅力が、陰気で妙なポップさを持ったパーカーの個性と相俟って、良い形で発揮されている。正直なところ、Son Voltの新作は、イマイチ乗り切れなかった私みたいなヤツにはたまらない。トラッドをやっているから、元ネタを知らないと楽しめないのかというと、そんな事は無い(もちろん、その手の素養があった方が、より深く楽しむ事は出来るのだろうが)、どの曲を聴いても、Gob Ironの世界。
Willie Nelson & The Cardinalsの作品…って事でいいんでしょうかね。ベースのCatherine PopperとドラムのBrad Pembertonは、もうカーディナルスにいないってのも凄い話だ。何せ、すっかりお馴染みのペダルスティール奏者のJon Graboffにしても2代目だからなぁ…さすがライアン(笑)。そうそう、デジパックのトレイ裏にピアノを弾いているNeal Casalがしっかり写ってます。
Lucinda Williamsを一躍表舞台へと押し上げた作品のデラックスエディション化。2枚目のBo Ramsey参加のライヴ音源は確かに嬉しいが、思ったほどAlternative Ver.というかガーフ・モーリックスのプロデュースによるマテリアルが出て来ていないのは残念かな。どうせなら、同じ曲順でガーフのプロデュースVer.をボーナスディスクにするぐらいの事をしても良かったのでは(いや、まあ手持ちのブートでやった事はあるけど)…それだと、ルシンダの許可が下りないのか(笑)。いやぁ、しかしリリースから8年でデラックスエディションかぁ…日本とアメリカでの彼女の存在に大きな溝を感じますね。